今回はここ数年、徐々に流行り始め釣具屋さんには専用コーナーまで出てきたチニングをしに行ってきました。場所は東京湾奥、ターゲットはチヌと呼ばれるキビレ、クロダイの両方ですがどちらかと言いますとキビレがメインになるのかな。仕掛けは単純で針にオモリ(シンカー)とエビやカニをイミテートしたワーム類を使い、底を取りながらちょんちょんアクションして狙います。しかし簡単のようで簡単ではないのが魚釣りでなのです。まずはチヌがどんな場所を好んでどんな食生活をしているのか大まかに勉強して狙いに行きます。
・東京湾のチヌ
昭和の高度経済成長期に汚されまくった河川や港湾部の水質汚染も1970年前半をピークに達したと同時に国の水質汚濁防止法が制定されそこから徐々にですが水質は改善されていきました。ですが私が幼少期の頃はまだ水質汚染の影響を受けていたのか東京湾奥に魚が少なかったような気がします。水質汚濁防止法から約50年が経過して東京湾も見違えるほど綺麗になり色々な魚が戻ってきました。中でもスズキ(シーバス)チヌ(クロダイ)はかなり個体を増やしたのではないでしょうか。そして近年の水温の上昇と共にキビレが東京湾に入り始めここ数年で数が爆発的に増え現在のチニングブームになったと思います。
・釣っていくよ
初のチニングはオカッパリでも良かったのでしたが東京湾奥は何かと禁止事項が多いのでカヤックから狙うことにしました。早速チニング動画を調べましたらカヤック55のホエールさん(赤澤さん)が動画を出してましたのでチェックしました。しかし動画ではわからない所もありましたので詳しいヒントをもらいに訪問し根掘り葉掘り聞いてきました。場所は船橋三番瀬に決まり、しかし広大なフラットシャローエリアでどこをポイントにしたらいいかのいくつかヒントを頂きました。キーポイントは潮位と牡蠣殻です。牡蠣殻には色々な生き物が生息しそれを捕食にクロダイがやってきます。そして潮位はこの牡蠣殻地帯が水深1mくらいになったタイミングから釣れるみたいです。このヒントを元にゲームを組み立てていきます。
・リグはフリーリグかラバージグ(ラバーは少しカットしました)
・シンカーは5g~11gまで(最大水深が2mなので軽め)
・ルアーはカニやエビをイミテートしてれば何でもあり
こんな感じで道具を揃え三番瀬に行きました。
三番瀬はなんと言っても駐車場から出艇ポイントまで500mと長く、そして広大なフラットシャローエリア。2km沖に漕いでも水深2m以下なので足漕ぎのシーラスではなく手漕ぎの忍にしました。
そして1日目はボウズ・・・何者かのかじり跡だけの結果でしたがヒントはもらったのでリベンジを誓いました。
・さあリベンジ
前回最後の方にワームがかじられ跡でヒントをもらい牡蠣殻ポイントに向かいますがこの日はまだ下げ止まりから上げ潮になるタイミングで牡蠣殻が干上がってました。ですので潮位が上がるまで少しの間水深のある沖目の砂地で釣りを開始しました。暫く釣りますが時折小さなアタリらしきが来るくらいで釣果に結び付きません。段々と潮位も上がり始めたのでポイント周辺まで戻りワームや仕掛けをとっかえひっかえしてチャレンジしますが全くダメ。今日もボウズかと思って諦めかけた時❕
手元に明確な『ココッン』という感覚が
バイトだと感じたがまだ半信半疑だったので竿を少し送りますと『ググッン』と持っていかれたので直ぐにアワセました。ドラグ音を鳴らしながら寄ってきたのは本命
クロダイ(キビレ)でした~
大きさは36cmとレギュラーサイズでしたがヒレピンの綺麗な魚体で狙って釣ったのが嬉しく大満足。
この後少し風が強くなり波も出てきたので満足撤収しました。
今年の秋は皆さんもシーバスと共に狙ってみては如何でしょうか❔
では現場でお会いしましょう。
今回のタックル
ロッド:ワールドシャウラ 1602SS-3(シマノ)
リール:エスクセンスDCSS-XG(シマノ2020モデル)
ルアー:1/4ラバージグ(メーカー不明)
ワーム:フリーリグシンカー11gチヌクロー(メジャークラフト)
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